USBからパソコンへファイルを移したところ更新日時が変わってしまい、元の日時に戻したいという質問は、Yahoo!知恵袋でも見られます。
Windows 11では、PowerShellを使えば追加ソフトなし・無料でファイルの作成日時、更新日時、アクセス日時を指定できます。1つのファイルだけでなく、フォルダ内の複数のファイルをまとめて変更することも可能です。
ただし、PowerShellではファイルパスや日時をコマンドに入力する必要があります。本記事では、無料で使えるPowerShellを中心に、Windows標準コマンド、フリーソフト、Macでの変更方法、コマンド不要の方法まで順番に解説します。
ファイルをUSBメモリや外付けSSD、別のパソコンへ移したあと、元とは異なる日時が表示されることがあります。また、写真や動画を撮影日順に整理したいときや、仕事で作成した複数ファイルの日付を同じ日時に揃えたいときにも、タイムスタンプの変更が必要になることがあります。
Windowsのファイルには主に「作成日時」「更新日時」「アクセス日時」が記録されています。エクスプローラーで一般的に確認する「更新日時」は、ファイルの内容を最後に保存した日時を示す情報です。
これらの日時は、WindowsではPowerShellやタイムスタンプ変更ソフトを使って指定できます。
Windowsのプロパティに表示される作成日時・更新日時・アクセス日時は、ファイル管理に使われる属性で、PowerShellや専用ソフトから変更できます。電子帳簿保存法などで利用される認定タイムスタンプとは別のものです。
仕事上の証跡として元の日時を残す必要があるファイルは、変更前にバックアップを作成しておくと安心です。また、PowerShellを使う場合は、対象ファイルのパスを確認してからコマンドを実行してください。
PowerShellはWindowsに標準搭載されているコマンドライン環境です。追加ソフトをインストールせず、コマンドからファイルの作成日時・更新日時・アクセス日時を変更できます。このソフトは、ファイルの日付を維持したまま時間を変更したり、時間を維持したまま日付を変更したりすることもできます。コマンド自体は短いものの、ファイルパスや日時を正しく入力する必要があるため、PowerShellを初めて使う場合は少し分かりにくく感じることがあります。
おすすめの人:PowerShellは、追加ソフトをインストールせずに作業したい方や、Windowsの基本操作に慣れており、ファイルを効率よく一括処理したい方におすすめです。
PowerShellの基本書式
フォルダ内のファイルの更新日時を一括変更する
$time = Get-Date "2026-09-01 11:11:11"
Get-ChildItem "D:\Videos" -File | ForEach-Object {
Set-ItemProperty -Path $_.FullName -Name LastWriteTime -Value $time
}
Windowsでファイルを扱う場合、その「作成日時(CreationTime)」、「更新日時(LastWriteTime)」、「アクセス日時(LastAccessTime)」と称したタイムスタンプ情報を保持しています。それぞれの日時を変更する場合、上記の書式にあるプロパティ名を対応の英語名に置き換えればよいです。例えば、Dドライブにある「test.txt」ファイルの更新日時を「2026/12/01 11:11:11」に変更する場合、以下の手順に従ってください。
「Win+R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」のポップアップウィンドウで「PowerShell」と入力して実行します。
下記の画面で「Set-ItemProperty D:\test.txt -Name LastWriteTime -value "2026/12/01 11:11:11"」を入力して「Enter」キーを押します。
すると、ファイルの最終更新日時は、上記の図に示されているように、指定した日時に変更されます。
Change Timestampとはファイルの作成日時、更新日時、アクセス日時を変更するためのフリーソフトです。Change Timestampは軽量で動作が非常に高速です。また、日付を維持したまま時間を変更したり、時間を維持したまま日付を変更したりすることもできます。タイムスタンプを変更する手順もシンプルで、初心者でも簡単に使いこなせるでしょう。
おすすめの人:Change Timestampは、コマンド操作が苦手な方や、ファイルの日時だけを手軽・直感的に変更したい方におすすめです。シンプルな操作でタイムスタンプを管理できるため、初心者でも扱いやすいのが特長です。
動作環境:Windows 2000/XP/Vista/7/8/8.1/10/11
バージョン:1.07(2026年9月9日更新)
対応OS:Windows 2000/XP/Vista/7/8/8.1/10/11
料金:無料
インストール:不要(ポータブル版)
公式サイトからZIPファイルをダウンロードして解凍し、「ctime.exe」を起動します。インストールは不要です。
「更新日時」にチェックを入れ、日時を変更したいファイルをソフトウェアの画面内にドラッグ&ドロップします。
必要に応じて、日付と時刻を個別に変更することができます。
PowerShellなら無料でファイルの更新日時を変更できますが、ファイルパスや日時をコマンドに入力する必要があります。1~2個のファイルなら問題ありませんが、複数の動画や音声、画像をまとめて整理したい場合は、毎回コマンドを書き換えるのが面倒です。
「AnyMP4 動画変換 究極」には、動画・音声の変換や編集に加えて「ファイル日付変更」が搭載されています。ファイルを追加して希望する日時を入力するだけで、作成日時・変更日時・アクセス日時を画面上から変更でき、複数ファイルはバッチ変更でまとめて処理できます。
おすすめの人:「AnyMP4 動画変換 究極」は、タイムスタンプ管理だけでなく、動画・音楽の形式変換や編集もまとめて行いたい方におすすめです。1本で複数の作業を効率化したい場合に適した多機能ソフトです。
「ファイル日付変更」機能を選択
上記のボタンによりソフトを無料ダウンロードし、インストールしてください。その後、「ツールボックス」から「画像/データ/他のもの」にある「ファイル日付変更」機能を選択します。
ファイル日付を変更
「+」ボタンをクリックして日付を変更するファイルを選択します。すると、下記のような設定画面が表示されます。数値を直接変更するか上下の調整ボタンをクリックすることでファイルの作成日時、変更日時、アクセス日時を変更できます。必要に応じて、「バッチ変更」機能を利用してそれらを一括変更することも可能です。
日付を変更したファイルを保存
最後に、画面の右下の「適用」ボタンをクリックします。これにより、ファイルの作成日時や更新日時の変更が確定し、ローカルコンピューター上のファイルに反映されます。
PowerShellのコマンドを書き換えず、動画・音声・画像の日付変更から形式変換・編集まで一つのソフトで済ませたい場合は、「AnyMP4 動画変換 究極」を使うのが効率的です。無料体験版をダウンロードし、「ファイル日付変更」を開けば、そのまま作業を始められます。
PowerShellでファイルの更新日時を指定して変更するには、Set-ItemPropertyコマンドレットを使い、「-name LastWriteTime」と「-valueパラメータ」で変更したい日時を指定します。
例えば、Set-ItemProperty "C:\path\to\file.txt" -name LastWriteTime -value '2025/12/31 10:00:00'のように記述し、ファイルのパスと新しい日時(yyyy/MM/dd HH:mm:ss形式など)を設定すれば変更可能です。
Macでファイルの更新日時を指定する場合は、ターミナルのtouchコマンドを利用できます。例えば、更新日時を2026年9月22日10時30分に変更する場合は、次のように入力します。
「touch -mt 202609221030 "/Users/名前/Desktop/sample.mp4"」
作成日時まで指定したい場合は、AppleのCommand Line Toolsに含まれるSetFileを利用できます。作成日時には-d、更新日時には-mを使用します。
PDFも通常のファイルと同じように、WindowsではPowerShellやChange Timestampを使ってファイル自体の更新日時を変更できます。PDFを「名前を付けて保存」すると保存時刻が新しい更新日時になりますが、過去の日時や任意の日時を指定したい場合はPowerShellやタイムスタンプ変更ツールを利用してください。
本記事では、ファイルの更新日時を変更する方法を紹介しました。Windows 11でファイルの更新日時を無料で変更するなら、追加ソフトが不要なPowerShellが手軽です。コマンド操作を避けたい場合は、「Change Timestamp」を利用できます。
一方、動画・音声・画像の日時をまとめて変更し、形式変換や編集まで行いたい場合は、「AnyMP4 動画変換 究極」なら一つのソフトでまとめて作業できます。ファイルパスやPowerShellのコマンドを入力する必要もありません。複数のメディアファイルをまとめて整理したい方は、無料体験版をダウンロードして、「ファイル日付変更」機能から日時を一括変更しましょう。
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