ライブ配信を録画するのは違法なのかを検討する

新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、大規模なライブをすることはできませんね。でも、多くのアーティストによる、インターネット上でオンラインライブを自宅でも楽しめるのはサプライズですね。その中、大好きなライブ配信を録画して後で何回も繰り返してエンジョイするのはよくあることです。で、今日の話題は、ライブ配信を録画するのは違法なのか、ライブ配信を録画するのは違法な行為にならないでしょうか。

ライブ配信を録画するのは違法？

オンラインライブを録画することに関しては、著作権法に違反するかどうかをよく考える必要があります。

ライブ配信の録画が違法になるか

著作権法においては、権利者の許諾なく行われる私的使用目的のデジタル方式の録音・録画について、録音・録画を行う者が補償金を支払わなければならないこととする私的録音録画補償金制度が設けられております。そこで、著作権法によると、著作権者の許可を取らずに、オンラインライブ配信を録画するのは違法になることは明らかです。

また、著作権法では、私的複製の範囲を「個人的に又は家庭内その他これに準ずる限られた範囲内」と定めています。したがって私的な録音・録画だからといって大量に複製したり、他人に売ったり、インターネットで送信したりすることは、私的目的の使用の範囲を超えることとなり、著作権侵害になります。そこで、録画したオンラインライブ配信を営利的に再販売したりするのは、著作権法に違反して、違法行為になります。

違法にならないライブ配信の録画があるか

上記から分かるように、著作者の許可がなくて、オンラインライブ配信を録画するのは違法行為になりますね。で、例外的に違法にならない場合がありますか。もちろん、あります。例えば、私的使用のための複製（録画）（第30条）、図書館等における複製（第31条）、教科用図書等への掲載（第33条）、教科用拡大図書等の作成のための複製等（第33条の2）など。

私的使用のための複製においては、デジタル方式の録音録画機器等を用いて著作物を複製する場合には、著作権者等に対し補償金の支払いが必要となりますが、公衆の使用に供することを目的として設置されている自動複製機器を用いて複製するときや、技術的保護手段の回避により可能となった（又は、その結果に障害が生じないようになった）複製を、その事実を知りながら行うとき、著作権等を侵害する自動公衆送信を受信して行うデジタル方式の録音又は録画を、その事実（＝著作権等を侵害する自動公衆送信であること）を知りながら行うときは、この例外規定は適用されません。

オンラインライブ配信を録画するソフトウェア及びその使い方

AnyMP4 スクリーンレコーダーはWindowsまたはMacの全画面、指定画面で表示されているオンラインライブ配信、ストリーミングビデオ、ゲームプレイなどすべてのコンテンツを録画してMP4/MOV/FLV/TS動画に出力できます。また、パソコンの再生音、マイク音などを録音して、MP3/WAV/AACなどに保存できます。そこで、自宅にいるまま、お好きなライブ配信を音声付きで綺麗に録画することが簡単です。

では、このライブ配信録画ソフトを無料ダウンロード・インストールして、オンラインライブ画面を録画する方法をご案内いたします。

このライブ配信録画では、画面録画や音声録音の他に、スクリーンショットキャプチャー、PCにAndroidやiPhone画面を共有可能なスマホミラーリング機能、そして録画、予約録画・録音などの便利機能も提供してくれますので、使いやすいです。

結論

以上から分かるように、私的使用目的以外で録画・録音する行為は著作者の複製権の侵害、録画を配布する行為は公衆送信権の侵害になりますので、オンラインライブ配信を録画する気があれば、自分責任のもとで覚悟して、お決めください。また、キャプチャー ソフト、またはPC録画 フリーソフトと言えば、使いやすいものは他にも多くあり、必要あればどうぞ参照ください。